What’s 万願寺

主役をはることも、わき役になることもできる野菜、それが私たちが自信をもってお届けする万願寺とうがらしです。

私たちは先人たちが大切にしてきた種を未来へと繋いでいくべく 〝万願寺とうがらし″を作っていると同時に〝歴史″を作っている。そんな誇りを持って日々生産に励んでいます。

万願寺とうがらしは非常に繊細な野菜です。土壌水分量が多いと根腐れして病気に感染したり、ぶくぶくと不格好な形になりますし、逆に乾燥しすぎるとすぐに実が曲がり大きくなりません。万願寺とうがらしが持つ美しいフォルムと瑞々しい艶は絶妙な栽培管理によって生れます。この繊細さと真摯に向き合い、試行錯誤しながら上質な万願寺とうがらしを生産することに農家魂をくすぐられ、楽しくて仕方ありません。

<生い立ち>

京都古来の細長いとうがらし「伏見とうがらし」とアメリカ生まれの大型ピーマン「カリフォルニアワンダー」とが自然交配してできたと言われています。

言わば日本とアメリカのハーフです。今から100年ほど前から毎年種とりをしつつ京都府北部で大切に栽培されてきた歴史ある野菜です。

<外観>

濃い緑色で美しいフォルムと瑞々しい艶がある大型とうがらしです。熱を加えると一層鮮やかな緑色になります。

<味>

肉厚で食べ応えがあり、それでいてやわらかい食感が特徴です。ピーマンとは違う旨味の中に繊細な甘みを兼ね備えた上品な味わいがあります。 植物体内で辛味成分カプサイシンがつくられない品種です。他の甘とうがらしのような辛味果は一切なく、安心して料理にお使いいただけます。